初めて食べていただきたい一杯目のラーメンは辛味噌。誰が食べても美味しいと思えるような味噌をベースに、辛さを自家製ラー油で出すのが旨みのポイントだ。ニンニクやタマネギなどを油で揚げて特定の調味料と合わせ、これも2週間近く寝かせて使うので、辛さに深みがある辛味噌になっていて一番人気だ。
1日に20食程度しか出せないという、つけ麺もすごく人気があってお勧めだ。清湯(チンタン)スープという澄んだあっさり系のスープをまずとって、そこへさらに新たな材料を足して、今度は白湯(パイタン)スープを作る。これも半日くらいかかるのだが、通常10リットル取れるスープを2リットルくらいまでギュッと圧縮するイメージで、とても濃厚なになっている。この醤油ダレも普通の魚介醤油味と同様、煮干し・鯖節・鰹節などの香りがしっかり入っているので、とんこつの濃厚さと魚介のいい香りの両方を楽しめるつけ麺になっている。
お好みで塩もお勧め。塩はあっさり系の清湯(チンタン)スープを使い、香りを良くするために山椒や生姜、ラー油などを加え、香ばしく香り立ち、味はさっぱりしているがちょっとスパイシーで、食をそそる塩味に仕上がっている。